2008年 07月 25日
クチナシ |

学名 : Gardenia jasminoides
別名 : ガーデニア
科名 : アカネ科
属名 : クチナシ属
原産地 : 日本 中国 台湾
開花期 : 6~7月
花言葉 :私は幸福
春の沈丁花、秋の金木犀と並びとてもよい香りのクチナシ。
この良い香りは受粉のため虫たちを引き寄せるために
夜中に強く香るそうです。
一重のものと八重咲きのものが見られますが
もともと一重だったものがアメリカで八重咲きに品種改良されて
今、多く出回っています。
でも、熊本県には八重咲きのヤエクチナシが自生していて
天然記念物に指定され、保護されているそうですよ。
クチナシという名は、秋になる実の、口が開かないことから
「口無し」→クチナシになったとか。
ただし秋に実をつけるのは一重咲きのクチナシだけで
八重咲きのクチナシには実は付きません。
これはヤマブキのところでも触れましたが、
八重の花は原型の一重の花が突然変異により、
雄しべと雌しべが花びらに変わったものです。
花粉を作る雄しべも、果実になる雌しべもないわけですから
実がならないというわけです。
クチナシの実は着色料として繊維を染めるのはもちろん、
きんとんやたくわんの等の食品の色付けにも使われるのは良く知られています。
クチナシの実からは黄色だけでなく青色の着色料も作れるそうです。
またクチナシの果実の乾燥したものを、生薬で山梔子(サンシシ)と呼び、
「日本薬局方」(ドクダミ参照)にも記載された生薬です
その上、白い花びらは食用になるというからびっくりです!
とてもよい香りを漂わせてくれるクチナシもそろそろ終わりでしょうか。
いよいよ夏真っ盛りです。
by ogak2
| 2008-07-25 17:59