2006年 10月 01日
ヒガンバナ |
今、ヒガンバナが真っ盛りです。
ヒガンバナ
学名 : Lycoris radiata
和名 : ヒガンバナ(彼岸花)
別名 : マンジュシャゲ(曼珠沙華)
ほか多数あり
英名 : spider lily
植物分類 : ヒガンバナ科 ヒガンバナ属
原産国 : 中国
花期 : 9月中~9月末
花言葉 : 悲しい思い出
ちょうど秋のお彼岸の頃に咲くからヒガンバナ。
まず茎が伸びてきて花が咲き、花が終わったあと葉が出てくるという面白い花です。
とても情熱的で美しい花なのに鮮やかな赤が血や火を連想させるのか、
不吉な花として嫌われがちです。
実はこのヒガンバナの球根(鱗茎)にはアルカロイド系のリコリンという
有毒物質が含まれていて、誤って口にすると嘔吐下痢の中毒症状を起こします。
なのであまりヒガンバナに近づかないようにするために昔の人たちはことさら
嫌ったのかもしれません。(ヒガンバナ科のスイセンやスノーフレークなども
球根にはアルカロイド系の物質が含まれているので注意!!)
ヒガンバナの別名がマンジュシャゲ(曼珠沙華)というのは良く知られていますが
マンジュシャゲ(曼珠沙華)は法華経の梵語に由来して「天上の花」「赤い花」という
意味があるのだとか。
ほかに葉より花が先に「まず咲く」から「まんずさく」に、なまって
「マンジュシャゲ」になったという説もあるとか…(こっちの方が個人的には好きだなぁ)
マンジュシャゲの他にシビトバナ、ジゴクバナ、キツネバナ、ユウレイバナ、ドクバナなどなど
ちょっと怖い別名や、ハミズハナミズ(葉と花が同時に咲かない意)、チョーチンバナ(花の形
から)など、数え上げれば1000ほどの別名があるそうです。
中国原産ですが稲作が日本に伝来したころ大陸から持ち込まれたといわれています。
ヒガンバナには実はならず球根(鱗茎)で増えていきます。またその球根(鱗茎)は
再生力が強く一つの球根が真っ二つに割れしまっても二つの株として再生していきます。
日本に生えているヒガンバナは遺伝子的には全て同一だそうです。
大陸からやってきた一つの株が強い再生力で株分けして広がったということです。
時々白い花も見かけますがこれはシロバナヒガンバナと呼ばれ
赤いヒガンバナとショウキズイセンの雑種です。
+++++
以前スノーフレークのところでヒガンバナの球根は食用に
されていたと教えていただきました。
毒を持つ球根ですが、すりつぶして何回も水にさらせば毒が流れて
澱粉として利用でき、飢饉の時に食料とされたそうです。
怖い別名を持つヒガンバナですがこれほど多くの別名があるということは昔から
人の生活に深く関わっていたという事なんでしょうね。
ヒガンバナ
学名 : Lycoris radiata
和名 : ヒガンバナ(彼岸花)
別名 : マンジュシャゲ(曼珠沙華)
ほか多数あり
英名 : spider lily
植物分類 : ヒガンバナ科 ヒガンバナ属
原産国 : 中国
花期 : 9月中~9月末
花言葉 : 悲しい思い出
ちょうど秋のお彼岸の頃に咲くからヒガンバナ。
まず茎が伸びてきて花が咲き、花が終わったあと葉が出てくるという面白い花です。
とても情熱的で美しい花なのに鮮やかな赤が血や火を連想させるのか、
不吉な花として嫌われがちです。
実はこのヒガンバナの球根(鱗茎)にはアルカロイド系のリコリンという
有毒物質が含まれていて、誤って口にすると嘔吐下痢の中毒症状を起こします。
なのであまりヒガンバナに近づかないようにするために昔の人たちはことさら
嫌ったのかもしれません。(ヒガンバナ科のスイセンやスノーフレークなども
球根にはアルカロイド系の物質が含まれているので注意!!)
ヒガンバナの別名がマンジュシャゲ(曼珠沙華)というのは良く知られていますが
マンジュシャゲ(曼珠沙華)は法華経の梵語に由来して「天上の花」「赤い花」という
意味があるのだとか。
ほかに葉より花が先に「まず咲く」から「まんずさく」に、なまって
「マンジュシャゲ」になったという説もあるとか…(こっちの方が個人的には好きだなぁ)
マンジュシャゲの他にシビトバナ、ジゴクバナ、キツネバナ、ユウレイバナ、ドクバナなどなど
ちょっと怖い別名や、ハミズハナミズ(葉と花が同時に咲かない意)、チョーチンバナ(花の形
から)など、数え上げれば1000ほどの別名があるそうです。
中国原産ですが稲作が日本に伝来したころ大陸から持ち込まれたといわれています。
ヒガンバナには実はならず球根(鱗茎)で増えていきます。またその球根(鱗茎)は
再生力が強く一つの球根が真っ二つに割れしまっても二つの株として再生していきます。
日本に生えているヒガンバナは遺伝子的には全て同一だそうです。
大陸からやってきた一つの株が強い再生力で株分けして広がったということです。
時々白い花も見かけますがこれはシロバナヒガンバナと呼ばれ
赤いヒガンバナとショウキズイセンの雑種です。
+++++
以前スノーフレークのところでヒガンバナの球根は食用に
されていたと教えていただきました。
毒を持つ球根ですが、すりつぶして何回も水にさらせば毒が流れて
澱粉として利用でき、飢饉の時に食料とされたそうです。
怖い別名を持つヒガンバナですがこれほど多くの別名があるということは昔から
人の生活に深く関わっていたという事なんでしょうね。
by ogak2
| 2006-10-01 02:10